マニュアル動画制作のお話し

去年からマニュアル動画制作の業務を多く受注しています。

マニュアル動画とは、制度・ルール・作業手順・製品の操作方法などについて解説する動画です。

私が最初にマニュアル動画を作ったのは、確か１０年以上前。

コカコーラのベンダー用新システム説明マニュアル。

簡単に言うと自動販売機の商品入れ替えシステム。このシステムで効率化を図るというもの。

ここ最近で主なものは、「全国版・断熱リフォーム支援事業」の申請手続、

「文化芸術活動再開支援事業」支援説明、「野生動物撃退装置」組立マニュアル。

断熱リフォームと文化芸術については、制度の利用説明でどの項目の比重を重くするか、

利用者にとってわかりずらい項目は何かなど、かなり熟考して構成を作る必要があり、

グラフィックを作るのに時間と労力が半端なかったです。

パンフなどの平面素材が流用できるものがあれば比較的助かるのですが。

野生動物撃墜装置については、組み立てかたをわかりやすく撮影してまとめる

タイプなので比較的作りやすかったですね。とは言っても、カメラのポジションや

アングルなどが結構複雑で時間はかなりかかりました。

この装置はモンスターウルフと言って、結構テレビ番組で取り上げられているんですよ。

オオカミ型の形状で「お前は誰だー」とか色々喋って面白い商品で、海外にも売れている。

普段、市町村の観光プロモーション動画、企業のリクルート動画、CMなどの制作も

行っていますが、このマニュアル動画は意外と通常の動画制作スキルとは別のスキルが必要。

制作自体も地味で、一人で編集コツコツ作業って感じですかね。

費用は一般的に３０万〜という感じです。

主な費用項目としては、

• ディレクション費
• 構成台本作成費
• 撮影（照明・音声含）費
• 編集費
• 録音費
• ナレーター費
• グラフィック作成費

大きく費用が変動するのが撮影費と編集費。

撮影費は１日単価で変動しますし、編集費は作品時間やグラフィック等の動かしで変動。

あれやこれやで、意外と制作費がかかってしまいます。

プロモーション動画、CMだと費用がかかるのは当たり前みたいな感じでクライアント様も

考えるのですが、マニュアル動画でそんなにかかるのって・・・・・よく言われます。

プロモーション動画もCMもマニュアル動画も、各費用項目の単価はあまり変わらない。

何故なら、それぞれ得意不得意の分野があるとしても、業務スタッフのカテゴリー単価

は同じだからです。

例えば、

プロモーション動画のカメラマンが１日１０万で、マニュアル動画のカメラマンが

１日３万ということはないです。両方とも６万から１０万位です。

確かに費用はかかりますが、紙でマニュアルを作らなければいけないのであれば、

動画を制作して使用した方が長期的に考えると低コストなんです。

動画制作は時間とお金がかかります。

でも効果もしっかりあるので、必要な時は作って損はないです。

私はよく

「最初はそれなりにお金をかけて作りましょう！そして次からは社員の方が作ればいいです」と。

もちろん、すぐ作れるわけではないので、１年くらい作り方のコンサルとして入ります。

または１年契約で月何本定額で私が作ります。

企業にとって、動画は必要不可欠のアイテムです！